世界では、クリスマスの日にいろいろなお菓子を食べてその日のお祝いをしています。
日本ではクリスマスケーキが主流ですが、海外ではどんなものを食べているのでしょう?世界で食べられているクリスマスのお菓子をまとめてみました。
この記事に書いてあるコト
イギリスで食べている「クリスマスプディング」って知ってる?
日本でも、名前は聞いたことがあるという人が多いのではないでしょうか?
「クリスマスプディング」は、イギリスで食べられているクリスマスのお菓子のひとつです。
「プディング」というと、日本では卵の色をした黄色いプリンを思い浮かべますよね?でも、このクリスマスプディングはそれとはまったくの別物!クリスマスプディングは干しブドウ(ドライフルーツ)やナッツがたくさん入ったお菓子で、色はブラウンカラーです。
クリスマスプディングは、作る時期もすごく面白い食べ物です。
クリスマスにあたる12月25日の4週間前からのシーズンを「アドベント」と呼んでいるのですが、クリスマスプディングはこの時期に作っておいて当日まで熟成させます。
作るときの習わしもユニークで、材料を混ぜる時は家族が一人ずつ願い事を思い浮かべながら混ぜ合わせるそう。
そして出来上がった材料を型に入れ、7時間程度蒸した後にクリスマスまで熟成させて食べるのです。
クリスマスプディングには各家庭の味があり、それを家庭の味として子供たちも覚えていくのだとか。
作ってからクリスマスまで熟成させている間の「ワクワク感」が何とも言えず楽しみな食べ物。
日本ではあまり見かけませんが、一度は楽しんでみたいお料理のひとつです。
デンマークでは、まんまるのかわいいお菓子「エーブルスキワ」を
デンマークのクリスマスの食卓には、「エーブルスキワ」という小さな丸いケーキが並びます。
ホットケーキを丸く焼いたようなおやつで、上に粉砂糖がかかった甘いお菓子なのですが、そこにジャムを添えて食べるとか。
これは日本人でも食べてみたくなるお菓子ですね。
クリスマスにはホットワインを飲むので、このエーブルスキワと一緒にホットワインを飲んでクリスマスを過ごします。
日本でたこ焼きを作るように、デンマークでもエーブルスキワを家庭で作ることもできますが、シーズンになると冷凍のものがたくさん販売されるそうですよ。
超高カロリー!イスラエルの「スフガニアー」
イスラエルでは、クリスマスが近くなると「スフガニアー」という丸いドーナツのようなお菓子が店頭に並びます。
いちばんよく知られているのはイチゴジャムが中に入っているもので、上に赤いジャムがちょこんと乗ったかわいい形をしています。
ほかにも、別のジャムが中に入っているものやチョコレートがかかっているものなど種類はとっても豊富!日本にあるドーナツショップに並ぶドーナツを見るような光景を楽しめます。
お味も甘くてとっても美味しいのですが、難点は「カロリーが高すぎること」。
なんと、1つ700カロリーもあるとか!クリスマスとはいえ、ちょっと気軽に食べることは難しいかもしれません…。
- スフガニヨット(クックパッド)
ハンガリーは「ベイグリ」という甘いケーキを堪能
ケシの実やくるみが入ったロールケーキのようなスイーツ「ベイグリ」。
ハンガリーでは、このベイグリをクリスマスに食べます。
日本ではあまり聞くことのない「ケシの実」ですが、ハンガリーではとても良く食べられるもので、このケーキにもたくさん使われています。
このケシの実かくるみをロールケーキの中に巻き込むようにして焼き、2センチ程度に切った「ベイグリ」がハンガリーのクリスマスには欠かせないのだとか。
食感はケーキよりちょっと固めだそうですが、日本人が食べても凄くおいしいそうですよ!クリスマスに食べるのが習慣ですが、ハンガリーでは一年中売られいているくらい人気のお菓子です。
ほろほろ崩れる甘いクッキー「ポルボロン」はスペインの風物詩
スペインのアンダルシアというところで食べられているのが「ポルボロン」というアーモンドクッキー。
口にれるとほろほろと崩れる甘いクッキーで、砂糖がたくさんまぶしてあります。
口の中で溶けてしまうような軽さで、溶けるまでに「ポルボロン」と三回唱えると願いが叶うと言われています。
まとめ:食べる時は、お菓子の意味まで調べてみて
ここでは5つのお菓子を紹介しましたが、クリスマスにはほかにもいろいろなお菓子が食べられています。
もし海外でクリスマスのお菓子を食べることがあったら、その由来まで調べてみてください。
その土地で食べられているクリスマスのお菓子には、必ず意味と由来があります。
それを知って食べることで、クリスマスのお菓子がより味わい深いものになるはずです。