カナダのクリスマスは、日本と比べると比較的静かにお祝いをするようです。
恋人同士で過ごすというよりは、アメリカと同じで、家族や親戚たちが集まってパーティを開きます。
パーティは主に25日に開かれることが多く、24日のクリスマス・イブは静かに過ごす家庭が多いようです。
この記事に書いてあるコト
静かで穏やかなカナダのクリスマス
恋人たちの日という印象が強い日本のクリスマスに対して、カナダのクリスマスは家族の日。
街から人の姿が消え、静かな夜が過ぎていきます。
クリスマスのパーティの主役料理は、何といっても特大の七面鳥。
デパートなどでも買うことができますが、24日・25日とカナダのお店はほとんどが休業しているので、七面鳥を買ってきて家庭で焼くことが多いようです。
七面鳥が焼きあがる間に、プレゼントの交換です。
プレゼントは、日本のように一人に一つではなく、一人が家族全員に手渡します。プレゼントの中身も、それほど豪華なものではなく、役に立つ日用品や文具などが多くなっています。
プレゼントは日本と同じく、デパートなどで用意することができますが、基本的に包装は自分でしなければいけません。
七面鳥が焼きあがると、各家庭で工夫を凝らしたソースをかけていただきます。
グレイビーソースやクランベリーソースなど、フルーティーで色鮮やかなソースが好まれるようです。
七面鳥の他には、マッシュポテトや野菜のスープ、温野菜のサラダなどが並びます。
カナダのクリスマスケーキは、日本のように生クリームで豪華にデコレーションされたものではなく、フルーツが入ったバターケーキようなシンプルなケーキです。
クリスマスのケーキを買い求めることもできますが、やはり、家族の日。
お母さんが、代々受け継がれてきたケーキのレシピで腕を奮う家庭が多いようです。
カナダのクリスマスシーズンは積雪量が多く、ホワイトクリスマスになることもしばしば。
白い雪にクリスマスイルミネーションが美しい、幻想的なクリスマスを過ごすことができます。
世界第2位の国土面積を持つカナダ
広さもあれば人種も多く、使われる言葉も異なるため、地域や民族により少しずつクリスマスの過ごし方が違うようです。
エスキモー民族の多い北部ではクッキーなどの焼き菓子をそれぞれが持ち寄ってパーティーをしたり、公用語がフランス語であるケベック州ではクリスマスシーズンの終わる1月6日に、焼いたケーキに豆を投じるという習慣があります。
投げた豆が最も中心に行った人に幸運があるといいます。
プレゼントやカードの交換、ツリーやデコレーション、そして家族でご馳走を食べて賑やかに過ごすことはどこも共通しているよう。
但し、プレゼントにはさほどお金はかけないようです。
手作りのお菓子、お酒、ちょっと奮発したチョコレート、酒屋やデパートなどのギフト券などなどです。
何万円もするアクセサリーやバッグ、というのはあまり無いようですね。
ドイツのクリスマスマーケットはカナダにも!
日本でも開催されるようになってきたクリスマスマーケットですが、近年はカナダにも進出をしているようです。
クリスマスマーケットとは、ドイツが発祥となるクリスマスの出店のこと。
クリスマスが近くなるとあちこちに屋台がでて、クリスマスツリーに飾るオーナメントやお菓子、ホットワインなどを販売します。
屋台と言っても日本にあるようなお祭りの屋台ではなく、きらきらとしたイルミネーションが付いた小屋のようなロマンティックなもの。
期間中はブラスバンドが音楽を聞かせてくれたりダンスイベントがあったり、人々が楽しむことができる催しがたくさん開催され、人々の笑顔で溢れます。
クリスマスマーケットは子供たちが喜ぶイベントのひとつでもあり、両親に手をひかれた子供たちが一緒にオーナメントを選び、クリスマスの美味しいお菓子を見て歓声をあげる楽しい姿がみられるのも魅力。
カナダの冬はとても寒いと聞きますが、このイベントがあれば心まで温かくなれそうですよね。
バンクーバーのイルミネーションはとっても有名!
クリスマスが近くなると、カナダのあちこちに美しいイルミネーションが輝きますが、中でも特別にゆう目jなのがバンクーバー。
バンクーバーのクリスマスは町中がカラフルなイルミネーションに彩られ、まるで町そのものが光でできているかのような美しさです。
このイルミネーションを見るために訪れる人も多く、光輝く街の美しさに心を躍らせるとか。
子供向けのイベントも多く、このシーズンのバンクーバーはクリスマス一色に染まります。
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